鳴門海峡の豊富なミネラルを含んだ砂地で育った鳴門金時は、数あるさつま芋の中でも上品な香りと素朴な風味が突出し「さつま芋の女王」と呼ばれています。「鳴門うず芋」は、厳選した鳴門金時を原料にして、素材の旨みを存分に引き出しています。 さつま芋は、β-カロチン、ポリフェノールなどの成分を含んだ機能性食品として注目を集めています。
厳選した鳴門金時を、熟練した職人たちが包丁で一枚一枚丁寧に切り分けます。手で切ることによって断面に凹凸ができ、糖蜜がたっぷりと絡んで、深い味わいが生まれます。手間暇をかけた工程が「鳴門うず芋」の美味しさの秘訣です。
鳴門金時を蒸かし、甘い蜜に漬け込んで乾燥させたのが「鳴門うず芋」。素材の旨みを引き出す糖蜜は、初代当主がハチミツを元に作り出しました。以来80年間、継ぎ足しながら守り続けられた蜜床は、栗尾商店の菓子づくりに欠かせない存在です。